歯科コラムcolumn

虫歯とは?「脱灰」と「再石灰化」の関係

2021.02.04

「あなた」は虫歯になったことがありますか?
 
「私はこれまで一度も虫歯になったことはないです!!」
「子供のころに乳歯には虫歯があったな~」
「けっこう前に歯医者で虫歯の治療をしたな~」
「今も治療中です・・・」
などなど、色々と思い当たることがあると思います。
 
以前、虫歯になるのは「虫歯菌が出す酸」のせいである。また、食事によってお口の中が「酸性の環境」になってしまうから歯が溶けるんだというお話をしました。
 
一般に虫歯といわれる「黒い穴」が無ければ虫歯がないと言い切れるのか?
 
今回はそのお話をしたいと思います。
 
マイナス(-)とプラス(+)、陰と陽、対極にあるものをそう言い表すことがあります。
 
虫歯ができるまでのことを、同様に言い表したら「脱灰」と「再石灰化」という言葉を使います。
 
歯面の「脱灰」とは、簡単に言えばお口の中が酸性の状態になることで、歯の表面から様々な無機イオン(カルシウムやリン酸など)が離れることです。
逆に歯面の「再石灰化」とは、酸性の状態が短く、回数が少なければ、無機イオン(カルシウムやリン酸など)が再び歯面の中に戻る働きをいいます。
 
まさに「脱灰」=マイナスの作用、「再石灰化」=プラスの作用というわけです。
 
では、どうしたら虫歯にならないのか、考えたことはありますか?
 
お口の中で歯が溶けてしまう「脱灰」の働き以上に、歯が回復する「再石灰化」の働きを高めればいいのです。マイナス以上にプラスを多くすればいいというわけです。
 
一般に虫歯といわれる「黒い穴」は歯の表面が虫歯菌や酸性状態のために溶かされ、そこに虫歯菌が深く巣をつくっている状態を表します。完全にマイナスの働きである脱灰が進んだ結果が虫歯の「黒い穴」なのです。
 
お口の中には虫歯の菌や酸を産生する様々な細菌が存在します。一見、キレイでピカピカに見える歯の表面でも「脱灰」と「再石灰化」が起こっています。
 
「あなた」はどちらの働きが好きですか?
毎日の歯磨きやセルフケア、生活習慣が積もり積もって、自分に返ってきます。
また、しっかり磨けている方でも磨きの残しが隠れているかもしれません。
 
不安に思われたあなたは、症状が出る前にプロフェッショナルケア、予防検診がお勧めですよ☆
 
次は虫歯に導く4つの要因についてお話していきたいと思います。
 
乞うご期待くださいヽ(・∀・)ノ