歯科コラムcolumn

虫歯について

2021.02.04

「あなた」には虫歯はありますか?
「最近は痛くないし治療もしてないから虫歯はないんじゃかないかな~。」
「冷たいものが浸みる時があるから、虫歯かもしれない!」
「大きな穴があいている。ヤバイ!虫歯だ。」
 
口の中は暗くて見えにくいので、正直なところ自信を持って正確に言える人は少ないのではないでしょうか。
見えないから感覚や想像によって色々と考えてしまいますよね。
 
そもそも虫歯とはなんなのか、原因は「虫歯菌?」「下手な歯磨き?」「だらだら間食?」「生れついた歯の弱さのせい?」よくよく考えるとわからないことだらけです。
 
そもそも歯はとっても固い組織です。身体の中で何よりも硬い歯に穴が開くのは尋常なことではありません。
それと同時に口の中は±50℃の温度変化(100℃!!)であったり、多くの物質を含む様々な食事を日々必ず摂るため非常に過酷な環境でもあります。
 
歯に穴が開く原因は「酸」です。酸はミュータンス菌という虫歯菌が糖分を餌にエネルギーを作る時に出す物質ですので、虫歯菌が大きな原因と言えます。
しかし、虫歯菌以外にも歯に酸を与える原因があります。それは食事です。食事や糖分を含んだ飲み物を摂ると約30分~1時間はお口の中の環境が酸性に傾きます。そうするとジワジワと歯の表面が溶かされてしまうんです!専門的には脱灰といわれる現象が起こります。
 
まとめると、虫歯(=カリエス)は虫歯菌が出す酸であったり、食事の度に訪れる酸性の環境によって歯の硬い表面が溶かされてしまうことによって起こります。とっても硬い歯が数日、1週間やそこらでいきなり溶けて穴が開いてしまうわけではありません。何も起こっていないように見えても間食が多かったり、歯磨きが嫌いだったりとお口のメンテナンスや生活習慣での油断が積もり積もって虫歯につながっているのです。
 
一般に虫歯といわれる「黒い穴」は無いからといって安心はできません。
不安に思われたあなたは、症状はなくても予防検診がお勧めですよ☆
 
次回はもう少し詳しく虫歯ができる4つの要因について書いてみようかと考えています。
虫歯=脱灰で脅してしまいましたが、再石灰化という素晴らしい回復の働きも存在します。
楽しみにしていてくださいね。